西洋占星術とは

西洋占星術は、英語でAstrologyといいます。 ちなみに天文学はAstronomy。
アストロロジーは、天体とその運行が地上の人を含むあらゆる事象に影響を?という考えをもとに、
紀元前からの月日を重ねて研究、洗練された未来予測の学問と言えましょう。

たとえば、あるでき事が起こりました。(エポックと称します)そのでき事が起こった場所(経度、緯度)、年月日を押さえます。
その時、その場所の空、天に輝く星々、その配列は、どんなだったでしょう?次に、天体それぞれの関わりを見つつ、
過去から編まれた方法で分析、整理して天体がどう影響してそのエポックを生んだか、関わっているかを考えるのが占星術です。

人類が文明を手にする以前から、天体運行に一定の法則があるとは知っていたでしょう。
というのも、狩猟、漁労、農耕は、天体の影響の利用なしには成立しないからです。
(北極星や南十字星を基準に夜の移動 ・潮の満ち干を利用して魚をとる ・四季の流れで収穫する)
星が地上に及ぼす影響の研究、かなり古くからということになりそうですね。一説に4,500年前!?エジプトはナイル河洪水と
その時期を知るため、天体観測していたらしいですから。BC4,000年あたりにはそれにより、太陽暦が生まれたようです。

とはいえそれが直接、運命の運行にも影響していると考えられたかは疑問です。
ですが、食料確保や摂る食材が人の身体構造、その精神に与える影響を考えますと、
原始的な運命の読み方を、星から考案した方、当時、いたか?とも考えられます

ともあれ、星の配置による四季の観測、その周期という概念は文明の基本と考えてよいでしょう。
ですが当時、信仰のレヴェルに達した天体は、身近で周期を感じやすい太陽と月だけだったようです。
(今でもこよみは太陽暦と太陰暦がありますね? 太陽暦は私たちにおなじみですが、
 農耕などでは今だに太陰暦で作業をしたほうが、よい収穫が得られるとする人たちもおられます。)
信仰にこの二つの天体が使われたことは、バビロニアのギルガメッシュ叙事詩に記されているらしいです。
・・・クロノスは見たことはありませんが

さて、そのバビロニアのSagon The Old(老サーゴン)という王が、命令で神官を集め、天体現象と
地上の現象を結ぶ、精密な方法論を編ませた、これが占星術の始まりとされます。
バビロニアはチグリス・ユーフラテス文明だから、占星術は中近東で始まったと考えてよいでしょう。
そう、最近はやりの東洋占星術も、クロノスの用いる西洋占星術も、この中近東占星術の発展です。
ちなみに、おひつじ座、しし座の二つが天体位置を示す番地として利用されたことが判っている、とか
ですがこの占い、王と特権貴族階級という、明日をも知れぬ、しかし、民と国を永劫に発展させねば
ならない役目の人た
ちだけ、“選ばれし者のみ”の道具でした。

この占星術がカルデア人達により、ギリシャへと持ち込まれました。(機密情報の漏洩は、世の常)
それが占星術のスタンダード化の原点。当時ギリシャはポリスに代表される都市国家制度。奴隷以外の市民階級が謳歌する社会。
ソクラテスに代表される哲学やデモクリトスに代表される物理学、その原点がこのギリシアにありました。
やることがないと、人は知識に飢える。だから、王でも貴族でもない市民が、カルデア占星術に飛びついたのも無理はない。
そして、ヒマ人学者の観測によりBC190〜125には、春分点が計測されたそうです。(ヒッパルコス)
また、トレミー(プトレマイオス)という方が、『テトラビブロス』という占星学最古の教科書を著したそうです。

ルネサンス以後望遠鏡を用い、天体観測が行なわれ、占星術も学問として発達を早めたそうです。
ちょうどこの頃の有名な方、あの、ノストラダムス(仏蘭西)がおられると。
また英国では、ウィリアム・リリー。この方は天分暦(『メルリヌス・アングリクス』)を出版しました。
これで一部専門家だけができたホロスコープ作成、ちょっとかじれば誰でもできるようになったそうです。
(でも、それだけでは宿命、運命は導きだせません)(また、他の方法で対応策をあみださないと、その運命に流されます)

そして近代になると、英国のラファエルやアラン・レオが登場、近代占星術の興隆となったそうです。
とはいえ、この頃になると占星術と天文学が分離し始め、別々に道のあゆみとなりました。
(ニュートンも“隠れ占星術家”?・・・そんな話も。 ちなみに彼はライフルスコープ発明者!?・・・そんなお話も)

私は天体配置を占星術基本としますが、眼に見え今確認できる星配置が与える影響で占星術が当たるとは考えません
過去から続く“ある事象”がわたしたちに深く影響、その形として表されたものが、現在も用いられる占星術、その極意と考えます。
これにつきましては、ほかのページをよく実践、吟味してからといたしましょう。